ある日突然平凡なファミリーを災難が襲う。電気が全く使えず、街の一切のインフラが途絶える。いつもの日常が非日常となりパニック状態に。東京脱出を決め込んでさえない中年の父親が普段すれ違いのばらばらだった家族を引き連れ悪戦苦闘の日々が始まる・・・少し前まではフィクションと思って見られた映画だが今はどうだろう?コロナに地震、度重なる災害でこれまで当たり前に思えていた私たちの日常生活の安心や安全は脅かされている。決してフィクションでは済まされないリアルな可能性を感じてしまうのである。 不意な災害を乗り越えていかに生き残る(サバイバル)か。人は自ら経験のないことはなかなか想像できないそうだが、本当にわが身の危険が迫った場合、聞きかじりでも科学の知識と創造力を働かせる必要がありそうだ。