人生100年時代といわれるようになった。私たちが生きている現代社会は私たちが生まれ育った昭和の時代に比べ、はるかに物質的に豊かで便利になった。だがそれ以上に社会が複雑で生きにくい世の中になっていることも否定できない。私たちの寿命が長くなる一方で少子高齢化と人口減少、今回のコロナ感染のパンデミックをふくめ未曽有の災害の発生が後を絶たない。これからの世の中を生きるのに明るい希望より先行きの見えない不安が先立つという現実がある。「老」と「死」を身近に感じるようになるのもシニア世代である。しかし長く生きてきたからこそそれぞれの経験、ドラマがある。人生の収穫期であるはずのシニアがこの先様々な問題を乗り越えながら元気よく世の中で活動していくためのセーフティネットは何か?それは「仕事」「お金と健康」「コミュニティ」であると思う。